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2013年02月05日

研ぎ澄まされた艶服-ボリオリ

勝手に恒例にして一人喜んでおりますが、シーズンの始まりを告げる時、僕の相棒ボリオリにキャッチフレーズをつけて熱い想いを語らせてもらっています。
運命の出会いからもう10年ぐらいたちますかね。10年もつきあっているといろいろありますよ。
男と女もそうでしょう。本質的には変わらないんでしょうが、変わっていくところもありますよね。いいところ悪いところ、全て受け入れていくしかないでしょう。生理的に合わないところは目をつむり、いいところだけ見ていきましょう。それが仲良くやっていく秘訣です。(何の話や?)
まぁボリオリは、僕の血であり肉であります。「長い友とのこれからに…」と昨年ブログに書いたように、走り続ける友を見守る決意をしました。
僕が義理固いって?最近の人気ブランドには目もくれず、長い付き合いのボリオリにこだわり続けるのは義理人情だけじゃございません。プライドでもございません。
やはり、このブランドが持つアイデンティティ、可能性に心底惚れ込んでいるんです。
ボリオリがチヤホヤされたのは、もう過去の話。気がつけば周りにはライバルだらけ。弱肉強食の時代です。でも、もしそれが本物だとすれば維持、定着できると信じています。
ボリオリは100年の歴史やクラシックなスタイルに別れを告げました。サルトリアモデル、スタンダードモデルは姿を消し、COAT・Kジャケットモデルだけが残りました。本当にボリオリはにどこに向かっているのでしょうか?そんないちブランドの行く末を真面目に考えているのは僕ぐらいじゃないか?オメデタイ男です。
今回のキャッチフレーズ「研ぎ澄まされた艶服」としました。艶やかな服=色気服。
ここからは、僕の想像であり理想であります。ボリオリが目指すのはモードではありません。クラシックでもありません。ボリオリにしか表現できない立ち位置、世界観、流派がどこかに存在するはずなんです。それは、まだ何者も知らない世界であります。その部分をちゃんとした形として見せて欲しいのです。
僕がイタリア服に魅了されるのは、なんと言っても「色気」です。それは皆さんも同じだと思います。僕が初めてボリオリを着た時に、それを感じました。そして、DOVERを着た時今まで感じた事のない「艶やかさ」「色っぽさ」を、その軽く丸みのあるジャケットに感じたのです。軽く丸みのある美しいジャケット?もしかして…。
「艶」「色気」と言えば、古くは80年代日本にイタリアンブームを巻き起こした帝王ジョルジオ・アルマーニが思い浮かびます。僕個人の勝手の解釈ですが、どうもボリオリDOVERのスタイルに、あの帝王アルマーニのアンコンジャケットの陰がちらつくんですよ。もしかしたら、DOVERのデザインにアルマーニをイメージしていたのではないか?と勝手に妄想しているんです。
アルマーニのアンコンジャケット。そして、20年後のボリオリDOVER楽ジャケット。どちらもブームの火付け役です。
今あらためてボリオリの服。特にDOVERに他のブランドには作りえないであろう独特の「艶」「色気」を強力に感じるのであります。
着るだけで見えるボリオリのオーラ、その曲線美。それは捨てたはずの100年の歴史の亡霊がしっかり宿っているのです。そりゃそうです。ボリオリというブランドを作っているのは、100年の歴史を
持つ老舗ファクトリーのボリオリであるからです。
ボリオリは間違いなく本物です、ボリオリが作る限り。
今回のボリオリDOVER、COAT、一段とシャープに感じます。研ぎ澄まされてますよ。ボリオリの未だ見ぬ世界に「艶」「色気」「華」「エレガンス」…というワードが重なります。強く期待します。静かに少しずつボリオリはジャケット戦国時代から抜け出し、新しいボリオリワールドを築こうと考えているのではないでしょうか。

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