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2012年05月25日

アルバ子のひとりごと

皆々様、お久しぶりです。アルバ子でございます。如何お過ごしですか?
気がつけば、木々の緑がまぶしい季節ですね。気持ちが良いです。
さて、水・木曜日と展示会出張へ行っておりました。
今回の出張も多少のハプニング?はありましたが、無事に終了しました。
アルバーノの出張と言えば、深夜の高速バス。今回はいつも以上に体が痛い、手足のむくみもひどい。
お店を開けるまでの1時間ちょっと仮眠をとりましたが、爆睡。これってどういうことなんだろ?
確実に私は老いているという証拠??なんのなんの頑丈がウリの私。鼻息荒く頑張ります。
が、やっぱり高速バスは苦手。ちょっとでも良いから快適に過ごしたいもの。
いいアイディアお持ちの方ぜひ教えて下さい。
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今回の出張での嬉しいサプライズ。
フィナモレの社長、シモーネさんに会えたこと。
時差ボケで大変!!って言いながら、笑顔・笑顔。素敵なオジサマです。
そして、やっぱりイタリア人だから??とりあえずDONNAに分類されるアルバ子にとっても優しかったです。(よかった、女性に見てもらえたようだぞ。)
せっかくお会いできたので、ずうずうしくいろいろリクエストしてみました。即答で全部O.K!
言ってみるもんですね。どんなお願いをしたのか?って、それはヒ・ミ・ツ。お楽しみに!
グラッツェ ミッレ!シモーネさん。これからもアートな格好良いシャツ作ってね!

2012年05月14日

店長の愛聴盤シリーズ38

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「carlos aguirre grupo」
昨日に続いて超緊急アップです。今日5/14(月)23:00からBS1で放送されている地球テレビ「エルムンド」に、アルゼンチンの至宝カルロス・アギーレが生出演します。是非多くの方にみてもらいたいですね。こういう一般的に知られていなくても、感性にあふれた天才ミュージシャンがテレビでナマで見られる。幸せです。エルムンドに感謝です。
カルロス・アギーレ。現代フォルクローレの精神的支柱として、幅広く支持を得るコンポーザー、ピアニスト、シンガー。という肩書き。アルゼンチンの伝統音楽に根ざし、そこにジャズやクラシックのハーモニーを取り入れた音風景です。
先週愛聴盤でメルセデス・ソーサをご紹介しましたが、アルゼンチンがマイブームの僕にとって、とてもタイムリーな今回の来日。ナマで見たいのですが、ライブが行われるのは今週で来週出張予定の僕達は、一週ズレちゃいました。(もし予定があっていたとしてもチケットはとれたかな??)
最新アルバムが出たばかりですが、残念ながらまだ聴いていません。というより2000年のこのアルバムしか聴いてません。しかし、それだけでも素晴らしさは十分伝わってきます。アルゼンチンの雄大な大地を思わせるスケールの大きさの中に溶け込む叙情的なギター、ピアノの調べ。暖かな感情にあふれ澄み切った透明感ある音色は、心を浄化してくれます。音のマジックです。
クラシック、フォルクローレ、ジャズのとけあった世界はジャンルを超越し、どんな方にも安らぎを与えてくれるでしょう。
このジャケットのくりぬかれた真ん中に描かれた水彩画は、本人が描いたものだそうです。アルバム1枚1枚それぞれ違うらしいです。
とりあえず今晩の23:00、エルムンドに注目ですよ!

2012年05月13日

片隅の名、迷?シャツ・フィナモレ-番外編

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緊急アップします。アルバーノのシャツコーナーの片隅に、ひっそりと置かれていたフィナモレのスポーツシャツ。何故片隅にかと言いますと、皆様お察しの通り数年前に仕入れたものであります。新着情報であげると、ウソつき呼ばわりされます。実は前からブログに書こうと思っていました。モデル名は忘れてしまいましたが、現在のフィナモレのコレクションにはありません。このモデル、衿腰は低いセミワイド、そしてプルオーバーなんです。いろんなブランドからプルオーバーシャツは出ています。しかし、そこは人気フィナモレの独自のテイスト。これは着てみないとわかってもらえないですね。前開きシャツならサラっと羽織ってもらえるのですが、プルオーバーは着にくい為試着される方もいないまま時が過ぎました。サイズは38が2枚。
最近ついにその片隅の名シャツを見初める相棒が現れました。タイトな肩周り、クタっとした洗いの雰囲気、低い衿を軽く立たせる。お客様も一目惚れ。リピート率88%?(誰が調べたんや?)を誇るフィナモレのシャツ。一度に2枚の大人買いです。ようやく完売です。
別れの時はやってきます。プルオーバー君から僕へ。
「裏のストックに連れていかれてもおかしくなかったのに、売り場の片隅にでも置いてくれて嬉しかった。店長が見捨てないでいてくれたから僕も頑張れました。これからはご主人様の上半身、晴れの場で、アルバーノ出身の僕の存在をしっかりアピールします。長い間お世話になりました。」と、言い残しアルバーノを卒業していったとさ。いい話じゃありませんか。仕入れ親とシャイなシャツ君の信頼感。即戦力もいれば大器晩成もいますよ。
お別れにプルオーバー君の姿を写真に収めておきました。サイズは僕には少し大きいけど。先に購入されたお客様のリクエストの声も聞こえてくる。このプルオーバー君と7分袖のシルヴァーノ君と共にもう一度アルバーノのフィナモレコレクションに入れようかな。
あなたの知らない隠れた名品は、店の片隅にひっそりと置かれているかも知れませんよ。

2012年05月06日

店長の愛聴盤シリーズ37

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「BRAZILIANA」 LUIZ BONFA & MARIA TOLEDO
ゴールデンウィーク、アルバーノ楽園も最終日です。昨日は祭りの後の様な静けさでした。そんな思い通りにコンスタントにいかないのが商いです。わかっております。
昨日の新聞に大きく腕時計の通販の広告がのっていました。どこの時計かと見ると「ヴェルサーチ」と書かれているではありませんか。アルマーニ、フェレと共にバブル期に3Gと言われたあの高級デザイナー。こんなご時世ですから何が起こっても不思議ではありませんが、当時は手が出なかったあのブランドがこんな商売を?イタリアンブランドはプライドが高かったはず。どんな金をつまれても名前を売る事は魂を売る事に等しい事でした。バブルから20年以上経ち、ヴェルサーチも今はこの世にはいません。誰が跡を継ごうとデザイナー亡き、デザイナーブランド。道は険しいんでしょう。本人のクリエイティブな息遣いがなくなると魅力は薄れます。昨今バッグやシューズのブランドは、優秀なデザイナーを起用しビッグメゾンとして売る時代であります。ただ、洋服のデザイナーブランドの場合本人がいなくなると、アイデンティティが失われます。再生しているブランドもありますが、そこに個性の本質が見えるでしょうか?今のヴェルサーチにはヴェルサーチの戦略があるのでしょう。ヴェルサーチの行く末を僕が心配してもしょうがないのですが…。個人的にファッション界の栄枯盛衰を感じた広告でした。
ゴールデンウィーク愛聴盤の旅。ラストは音楽大国、ブラジルです。10年以上前日本中にカフェブームが起こり、ボサノヴァ等がカフェミュージックとして脚光を浴びました。僕もラテン音楽を聴き始め、ブラジルの音世界の奥深さを楽しませてもらいました。ブラジルのアーティストを何度か紹介していますが、今日ご紹介するのは、ボサノヴァ広しと言えど最高の夫婦デュオ。ルイスボンファの温かいギターとマリアトレードの素朴で美しい歌声が生み出した永遠の一枚です。仲の良さがヒシヒシと伝わってきます。インストゥルメンタルあり、口笛あり、スキャットあり。夢のような時間が過ぎていきます。
夢のゴールデンウィークは終わりますが、これから夏にかけてこの至福の一枚があれば、夏の避暑地はあなたのものになります。

2012年05月04日

店長の愛聴盤シリーズ36

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「HAVIDAD CON MERCEDES SOSA」
ゴールデンウィークも後半。今年は、やはり予測不能にフィーバーしております。うれしい悲鳴です。この調子、この調子と調子にのりすぎると、スコーンと落とされそうなので期待はしません。のんびり、マイペースで。
ゴールデンウィーク後半は旅行の方も?今回はテレビの旅番組の話です。最近やたら多いですね。街歩き、鉄道、バス、空港…。いろんな視点でやっています。
僕も見るのは好きなんですが、すごいのは僕の母です。昔から電化製品、デジタルオタク。勿論、部屋毎にテレビ、DVDがセットしてあります。録画マニア、そして旅番組マニア。ハードディスクにとりまくり容量一杯です。DVDにダビングしたコレクションは膨大。
「部屋に居て世界旅行できるんだからいいじゃない。」まぁもっともですが、とりすぎじゃないの?全部見てるんですかね?僕の音楽依存症も、そうした母のDNAなんでしょうね。僕が過去に見た旅番組No.1は、十数年前にCSの旅チャンネルで放送された“ルート66”という番組です。むちゃくちゃハマリました。録画したビデオテープが擦り切れる位見ました.。この話は長くなりそうなので、また今度ゆっくりと。
今日はゴールデンウィーク企画?僕の愛聴盤による音楽の旅です。ハワイ、キューバときて、今日はアルゼンチンです。一時は音楽大国ブラジルにはまりましたが、今はアルゼンチンの音楽がマイブームなんです。ブエノスアイレスという響きだけでワクワク、ソワソワします。旅、哀愁、タンゴ、酒場…怪しさがつまった街。
タンゴもいいですが、今日はフォルクローレです。「コンドルは飛んでいく」のイメージでしょうが、現代のフォルクローレは、色んなメロディ、リズムがあり、民族音楽だけにとどまりません。
僕が魂を奪われたのは、フォルクローレの女王、メルセデス・ソーサです。なんて大らかで包容力のある素晴らしい声なんでしょう。まさに、「大地の歌声」。彼女の力強く優しい母性が心の中に染み込んでいき、ものすごく癒されます。沢山アルバムを出しています。僕も沢山聴きました。どれもいいのですが、このアルバムは特にスローで美しい曲、エモーショナルな曲に溢れています。いつまでも彼女の声の余韻に浸っていたい気分です。南米の広大な大地とそこに生きる人間の苦悩と希望が混ざった感情から生まれたフォルクローレ。アルゼンチン、一度は訪れてみたいなぁ。あっそうだ!母のDVDコレクションにきっとあるはず。聞いてみようっと。

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