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2012年08月24日

ナポリをまとう-ガイオラ

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今時 服は男っぽいのがいい。
今時 服は艶やかなのがいい。
今時 服は楽で軽いのがいい。
今時 服は愉しむのがいい。
今時 服はナポリがいい。
スーツ、ジャケットを魅せる事、極める事、そして、愉しむ事は男に与えられた特権であると同時に永遠のテーマだと考えます。
男を磨く一つの道具であり、趣味として付き合っていければ本望です。
皆様が自分の目でセレクトし、愛用してこられた服の足跡は、自分のヒストリーとして誇りを持ってもらいたい。そこに、アルバーノの服があれば嬉しい。
新しいスーツ、ジャケットが入荷してきた時、僕の気分は高ぶります。
パッキンから洋服を出す時、期待・不安いろんな想いがよぎります。
皆さんがイタリアに行って、サルトでオーダーします。数か月たち、それが自宅に届きその梱包を開ける時と同じフィーリングだろう。新しく入荷してきたスーツ・ジャケットに熱い想い、感情が無くなったら…。洋服屋を辞める時だろう。僕に出来る事は、自分がセレクトしオーダーした想い入れのある商品を熱く勧める事しかないのだから。
新着第一弾でガイオラのアンコンスーツを紹介した。無責任な事を言うようだけど、僕自身ナポリサルトの本質なんてよく知らないので、語るのはおこがましい。洋服屋を長年やっているけど、服飾評論家でもないし、心を動かされた服を見つければ、皆さんに紹介している。ただ、それだけ。
最近ガイオラと出会って、見えないものが見えた。そして、このアンコンジャケットをまとって、ナポリサルトの階段をさらにもう一段上がったような気がする。
皆さんにも是非一度このアンコンジャケットをまとって欲しい。きっと同じフィーリングを持ってもらえると思う。
長年ナポリサルトのディープな世界に身をおいたオーナーからのプレゼント。僕もそうだし、皆さんにとっても服の概念をくつがえしてくれる逸品だと思う。
歳をとり自分の洋服のヒストリーを振り返る時、このガイオラのアンコンジャケットがどの位で位置づけされるのか、今から楽しみにしたい。

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