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2011年12月13日

店長の愛聴盤シリーズ33

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「YELLOW MAGIC Orchestra」
この前NHKでYMOのスタジオライブをやってました。久し振りに聴くYMO。シンプルなステージで黒っぽい衣装にシックなライティングの中もくもくと演奏する3人に鳥肌がたちました。演奏の間に彼らの好きなとぼけたコントをはさむというギャップが面白かったです。しかし、今思うとやはりスゴイ3人です。世界のサカモト。ジャパニーズポップスのマエストロ細野。デザイナーでもあるサディスティックミカバンドのユキヒロ。どういう経緯でこの3人がテクノを志したのか?それは判らないにしても、何に影響されたかはこのブログの最後に予想してます。
やはり成功を勝ち得た3人は、オヤジになっても恰好良いですね。3人共大好きですが、特に教授の雰囲気は大好きです。僕も髪の毛を真っ白に染めようかな。音楽的には最近の細野さん、いい音楽やってますよね。さすがです。
YMOの「テクノポリス」、「ライディーン」がテレビコマーシャルで使われて、大ヒットしたのが80年。その後社会現象的に大ブレイクしたのは周知の通りです。
今日の愛聴盤。「YELLOW MAGIC Orchestra」。1979年に出たデビューアルバム。実は僕はこの実験的なデビューアルバムを発売されると同時に買いました。これは僕の自慢です。(たいしたことではないって思われるかな。)今はビッグな3人ではあっても、当時は話題にはならなかったと思います。ラジオで紹介された「東風」に感動し、すぐレコード屋に走ったのを覚えています。大学浪人時代です。周りの音楽好きに話してもわかってもらえませんでした。それがこんなに大ヒットするなんて、誰が予想出来たでしょう。その後は当然自慢しまくりですよ。「テクノポリス?ライディーン?俺なんかYMOが出た時から聴いてんだよ。1stアルバムの方がいいよ。」
この前のスタジオライブでも結構1stアルバムからやってましたが、売れた2ndアルバムより僕はこの1stアルバムが好きです。「ファイヤークラッカー」、「コズミックサーフィン」、「東風」、「中国女」等々いいです。原点ですよ。
でもこの1stアルバムがはずしていたら、今のYMOはなかったかもしれません。多分僕と同じく彼らが売れる前にこのアルバムを買った事を自慢している人、沢山いるでしょうね。
調子にのって?自慢話続きます。中学の時ドイツのバンド、クラフトワークの「アウトバーン」というデビューアルバムを発売と同時に訳もわからず買いました。その数年後クラフトワークは「ロボット」(ディスコダンスとして流行りました。)という曲が世界で大ヒットし、彼らはテクノミュージックのトップバンドになるんです。
おそらくYMO結成に大きな影響を与えたのがクラフトワークだと思います。たまたまだとは思いますが、そんなテクノ好き人間でもない僕が、この歴史的2バンドのデビューアルバムを発売と同時に買っている。吸い寄せられるように。僕のようなアナログ人間が、近未来的テクノ音楽に先見の明があったとすれば…神様のいたずらと言うのはオーバーでしょうか?

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