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2011年09月22日

男の隠れ家 10

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ピストルはなり、スタートは無事切られました。数10分前に50歳に到達しました。先輩方仲間入りさせてもらいました。新入りです。洋服屋をやっています。僕達の世界に定年はありません。感性の続く限り、資金の続く限りファッションの世界にしがみついていく所存でございます。お客様、このホームページを見て下さっているステキな方々の応援ある限り僕なりのファッション、生き様をお見せしたいと思っております。宜しくお願いいたします。決意表明?なんちゃって。本当に50になっちゃいました。僕が50か…。ハハハッ笑っちゃいますよ。いや本当にそれ程50の響きは重いッスよ。アンダー50の皆様。小さい頃は50のジジイなんか誰がなるんだ。と思っていました。30ですらオッチャンに見えましたもん。それが40を軽くスルーし、50ですよ。もうこうなったら、格好良いオヤジになってやるぞ。まぁ、僕の場合仕事柄そうならなければ、ですもんね。前からファッションは、40,50歳からだと言っているし、日本でも大人のファッションが確立されましたしね。ファッションだけじゃありませんよ。当然内面もです。心技体。「ボロは着てても心は錦」ではなく「イタリアン着て心は錦」です。
休日の深夜。50のオヤジ一人、隠れ家にてしんみりセンチに…なってない、なってない。記念すべき50、最初の音の贈り物。何にしましょうか?実はもう数日前に決めていました。これは。80年に出たフュージョン大ヒットアルバム。グローバーワシントンJR「ワインライト」
僕は19歳の大学生。京都河原町の輸入盤専門店「リバーサイド」今はもうないようです。そこで発売されたばかりのこの素敵なレコードジャケット。(ワイングラスにすすがれたワインとサックス)が飾ってあり、「大人の世界やなぁ」とジャケ買いしました。愛車黄色のタクト(スクーター)に乗って、4畳半nボロ下宿に帰り早速部屋にディスプレイ。ムードを出し大人気分で深夜まで繰り返し聴いた事を思い出します。
当時はボズスキャックスのようなAORとこのアルバムのような聴き易いジャズ(フュージョン)が流行っていました。MTVを皆でワクワクしながら見ていましたね。50,60歳代の方懐かしいでしょう。これぞ深夜に聴かずしていつ聴く?!捨て曲なし。B面2曲目大ヒット曲「ジャストザトゥオブアス」が流れてきました。ビルウィザーズのボーカルが渋い。そこにグローバーワシントンJRのアルトサックスがうたい、ソウルフルな女性コーラスが入る。
今思い出しました。この曲、日本名タイトルが「クリスタルな恋人達」だったと思います。今なら「クリスタル」?どんな恋人達やねん??と突っ込みたくなるような(多分田中康夫の「なんとなくクリスタル」からきているんでしょう。)80年代らしいタイトルです。
さて、次も同じ80年に出たマンハッタンズ「アフターミッドナイト」です。なんかグローバーの流れで選んじゃいました。当時大人気のソウルコーラスグループです。
1曲目「シャイニングスター」懐かしい。イントロが流れると条件反射で、ディスコのチークタイムを連想してしまいます。
なんか今日は僕の大学時代。80年代にタイムスリップしています。昔を懐かしみ「あ~あの頃は良かった。」やっぱり50のオヤジです。こんな昔話を長々と書いて若い方はドッチラケ(今では死語だ。)でしょうけど、許してやっておくんなさい。
でも、本当この時代はなんか平和でしたね。バイトにギャンブル、コンパやディスコでナンパの日々。それは今の学生も一緒かな?今ほど何もなかったけど、楽しかったですよ。色んなバイトをやってもらったお金は、服とギャンブルに消える。服の失敗もいっぱいしました。それが今のファッションスタイルのこやしになっているかは判りませんけど…。
昔話をしてたら止まらなくなります。もうこんな時間か…。
さぁ今日から50代。男の真価が問われます。40,50代の皆さん格好良いオヤジになりましょうよ。何十年泣いたり笑ったりしてきた事を年輪というアクセサリーとして。別に雑誌から抜け出たようなスタイルを目指す必要はありません。
イタリア人のように個を主張できる、そして若者や女性から一目おかれるような…。でも書類の年齢欄に50と書く時は、ちょっとワンテンポ、ツーテンポおいてしまうだろうな。

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