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2011年06月24日

成功の後に生まれるもの

何の世界にも大ヒットしたり、最大級の評価を得る事は最高の喜びでしょう。成功と共に名声も得ることになります。輝かしい栄光を手にするとそれを継続させる事と同時に新たな目標を持つという課題も生じるでしょう。
ただし、もしその評価が本人が望んでいることと違う部分で得たものだとしたら、どうでしょう?手放しで喜べない複雑な心境になると思います。成功にもいろんな側面があると思います。
ファッション界でもブランドが大ヒットする事により、大衆化していき本来の価値観が薄れたり、違った方向に進んでいくブランドもあります。
音楽界でもそんなグループがあります。ちょっと古いですけどGAROです。「学生街の喫茶店」の大ヒットで皆さんもご存知でしょう。
実は、彼らこそこの大ヒットで彼ら本来の実力とは違ったイメージが作られた不幸なグループなんです。彼らのファン、本人達にとっては悪名高い名曲なのです。彼らは70年にデビュー。当時日本のロックシーンにおいて、独特のアコースティックサウンドを洗練されたハーモニーで新しい旋風を巻き起こそうとしていました。僕も1st、3rdは超名盤という事で探していますが手に入らない。CD化されているのか?その位アルバムはレアなんです。とにかく彼らの音楽はアルバムで聴かないと評価できないのです。僕の持っているBESTアルバムの出だし4曲程聴けば、その美しいハーモニーと素晴らしいポップ感が伝わってきます。
それが「学生街の喫茶店」(シングルB面)が大ヒットし、彼らはカリスマ的アーティストから一発ヒットの歌謡曲フォーク路線グループとして位置づけられてしまいました。レコード会社も次のシングルヒットを狙い、プロのライターに曲を書かせGAROに歌わせました。この大ヒットがなければ今頃GAROというグループの実力、存在はジャパニーズポップスの原点として、後世に語り継がれていたでしょう。
何の世界でもそうですが、大ヒットする事は大きな富や名声は得られますが、周りが持つその人なり物への価値観を大きく変えてしまうという恐ろしさと背中合わせの様な気がします。
成功したり、頂点を極める事とは恐らく無縁なB級人間の僕なので、2番・3番手になれたらいいかも、理想だな。
新撰組でいうなら近藤勇より土方歳三か沖田総司かな?

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