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2011年05月30日

店長の愛聴盤シリーズ 28

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「SONGS FROM THE HEART /ALL OF ME」JOHNNY HARTMAN
昨日・今日と雨が続きうっとうしい梅雨の始まりを告げるかのような週初めです。にもかかわらず晴れ晴れスッキリした気分です。なぜ?何かいいことあったの?いや昨日ボリオリの来春夏のプレオーダーが一段落し、緊張感が抜けたからみたいです。何か先週一週間気が張り詰めていて、大阪・東京と展示会をまわり(横浜でちょっとだけ一休みしましたが…)下見をしてきました。帰ったと同時にボリオリのサンプルが送られてきて、土曜の深夜遅くまで生地スワッチと格闘しておりました。
今秋冬の結果も判らないのに、来年の春夏のことなんて判るかいなっ!とボヤいてもしょうがないです。一年後の店頭の状況をイメージしながら、エース・ボリオリの戦力-コレクション内容・感性・仕入れ数量etc…をフルスロットルで吟味していました。
そんなに細かい性格でなく、人の言う事に耳を貸さない訳でもない僕ですが、こと仕入れに関しては別。かなりナーバスになります。過去に沢山失敗してますから。
今春夏のボリオリのSOHOスーツ。担当者から「前のワイトスーツと名前が変わるだけです。シルエットは変わりません。」と聞いていたのですが、パンツのシルエットは大きく変わっていました。「沢山仕入れたのに聞いてないよぉ~。」そういう事は時々あることです。信用できるのはサンプルです。ところがそのサンプルも時には裏切ることもあります。こんないたいけな僕を裏切るんです。勝手にサイズ変更したり、素材によってものすごく小さく仕上げてきたり、その逆もあったり…。まぁそれでもサンプルを信用するしかありません。僕サイズのサンプルはありませんが、それでも何度も試着を繰り返して、かなり神経質にサイズチェックをします。メンズは同じモデルでもマイナーチェンジをしている場合も十分あります。それを見過ごすと痛い目にあいます。ボリオリ来春夏物(気の早い話ですが)詳しい報告は近々書くこととします。
ムード派の僕としては、真夜中のオーダーに不可欠なのはBGM。これがないとオーダーのイメージがわきません。という事でオーダー時のBGM一番のお気に入り、ジョニーハートマンです。この深みのあるクルーナーボイスは幻想の世界へ僕をいざないます。
ぶかぶかのサンプルが格好良く見えてきました。スーツスタイルに合うBGM?ではBEST3に入るでしょう。彼のボーカルはセックスアピールと細かなニュアンスには女性ファンも多いですが、男の僕も力が抜けとろけそうになります。
「参りました。好きにして下さい。」と訳のわからない言葉がでてきます。皆さんも一度スーツを着てジョニーハートマンを聴いてみて下さい。鏡にうつった自分を見て、きっとこう思うでしょう。「俺ほどスーツが似合う男はいないだろうな。」

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