HOME > Blog
2011年02月01日

ボリオリ入荷2-ボリオリの旅立ち

ボリオリ秋冬物在庫もそこそこ残る店内。新着150着。押し込むとどうなるか?大変な事になります。店内足の踏み場はありますが、完全ボリオリに占領されました。東大安田講堂を学生が占拠か?浅間山荘を連合赤軍がのっとったか?アルバーノ年2回。お馴染みの光景です。
世界にまだボリオリのオンリーショップは存在しませんが、日本は富山に10年前からアルバーノという裏ボリオリ、オンリーショップがあります。30坪の店内に150着のボリオリは多いと思われますが、最盛期には30パッキン、約300着が入荷していた事を思うと半分になりました。その頃は本当に埋もれていましたね。「こんなにオーダーして大丈夫ですか?」代理店のアマンさんに心配されていたものです。30パッキンは積めないからと運送屋さんにトラック1台当店用にチャーターしてもらっていました。当時から何故ボリオリなの?何故そんなに拘るの?と聞かれていました。
2年前ドーバーのヒットで急に注目され、「先見の明があるねぇ。」とか言われましたが、僕の中ではあまり注目されて欲しくなかった。こうなってくるとそろそろ商社が入ってくるというだろうな。と予感していました。それが的中しました。
先見の明も何もありません。僕はただ自分の気に入ったものを好きなものを売り続けてきただけです。本当にボリオリに一目惚れしただけ。それ以来ボリオリがそばにいてくれるだけで幸せでした。時には慰めてもくれました?ボリオリに囲まれて仕事が出来ることが嬉しかった。自分のものにならなくてもいい。毎日好きな時に好きなだけ試着出来るだけで十分でした。だから皆さんが思うほど僕はボリオリを持っていません。
一つのものを気に入るとそればかりに拘ってしまうのが僕のスタイル。ボリオリをいろんな表情で人に見てもらいたい。それで他のブランドには目もくれず、狭く深く1素材、1カラー、1サイズずつを基本に沢山の素材を選んだ。欲張りなくらい。その結果が膨大な着数になった。だから素材選びには時間をかけ慎重になる。
今回選んだ33種類。クールなもの。ホットなもの。エレガントなもの。ラフなもの。いろんな表情が並んだ。
さぁ後はどんなパートナーに見そめられるか。いい人と出会って輝いていて欲しい。またその人を輝かせて欲しい。この時期いつも想うことである。

COPYRIGHT 2010(c)Albano ALL RIGHTS RESERVED.