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2011年01月31日

ボリオリ入荷-ラストインポート

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先週の金曜日、イタリアよりボリオリが到着しました。
イタリアからですよ。アルバーノ10年近くにわたり、ボリオリをイタリアから輸入しております。商品が成田に到着すると、通関業者からFAXがきます。荷物の内容明細が書かれた書類です。それを銀行に持っていきます。何故銀行かと言いますと、銀行にその商品の代金を立て替えてもらう為です。銀行でサインをもらい、書類を通関業者にFAXすると、通関業者よりその荷物が送られてくることになります。
これをL/C取引と言います。通関業者は、その荷物のイタリアからの航空運賃・関税・国内運賃等全てを立て替えて払ってくれます。当然手数料も発生します。
銀行が立て替えた商品代金と通関業者が立て替えた経費の合算が、商品原価になる訳です。それを元に僕がプライスを決める訳ですが、そこで為替レートが重要になります。当然ユーロが安いにこしたことはありません。そこで電卓とハチマキの登場です。商品とにらめっこしつつプライスを決めていきます。商品をオーダーする時もかなり慎重に時間をかけますが、この作業も同じ位に時間をかけます。
まぁこんな風に約10年間、ボリオリを年2回輸入していました。しかし、これも今回でラストです。商社が入り代理店が代わる為直輸入できなくなります。これからはコロネット商会さん(新代理店)が輸入し、そこから商品を買うシステムになります。長年自分で輸入していたので、とまどいはあります。さみしさもあります。やっぱりイタリアからガチガチに密封されたパッキンが数十点届いて、期待と不安が入り混じる気持ちでのパッキンの開封作業。悪戦苦闘して商品に埋もれながら、チラっと見える商品にドキドキする。快感のひととき。
今回も15パッキン約150着入荷しました。通関業者から経費明細が送られてきました。さぁ~値付けタイムの開始です。これがボリオリ最後の値段付け…。
原価はわかっていますが、魚市場のセリのようにイキのいいピチピチしたものには、高値をつけたくなります。でもそれをやってしまっては僕のポリシーに反します。ボリオリ最後の直輸入。ラストももちろんアルバーノプライスでいきますよ。

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