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2010年05月20日

街なか再開発

世の中不景気が続き、街なかも閑散とした状況が続いている。街なかも再開発することが何よりも活性化につながると信じている。
ちょっと冷めた見方かもしれないが、僕の中では再開発が、新しいものを生むとは思えない。商業的なものは郊外にいこうが、日本中どこにいっても、金太郎飴に近いと思っている。
そこで街なか、特にこの富山に必要なのは「文化施設」だと思う。美術館、音楽ホール等のない街なかに何の魅力があるだろうか?
富山市公会堂が移転して久しいが、昔は公会堂でコンサートを観て、その後街なかでお茶したり、お酒を飲んだりして、激論をかわしたものだ。少なくとも今の街なかにはそういうドラマは全くない。当店も同じだが、物を売るのに必死で文化を楽しむ余裕などない。来街される方もごひいきの店に行くだけ。
買い物以外で街を楽しむ、そういう場所もなければ刺激もない。唯一の刺激?は、百貨店の物産展くらいでしょう。
ただ大和跡地に富山市立図書館がくることが決まった。僕も10年以上前から、最後の望みは図書館の誘致だと思っていた。中央通りに小公園と図書館。ヨーロッパのような個性のある文化的環境が整い、色々な人が集まり新しい街になる事を期待していた。
ホントは大和跡地のような街のどまんなかよりも、はづれの方が街にも回遊性ができ、街歩きの楽しみもできたのではないか?と思う。とりあえず街なかにできることが決定した事は、喜ぶべきことでしょう。
後は、ただビルの中に入れてしまうのではなく、何か面白い仕掛けを期待する。
残るは、「中央通り花やしき計画」 僕に潤沢な資金があればなぁ。

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