2025/09/11
生まれた時から決まっていた僕の未来
庶民派を貫いているALBANO。高い服は売りたくない。
人気ブランド、名の通ったブランドは、縁遠くなっていく。
イタリアモノやってて、めめしいこと言うなよって?
確かに、僕みたいな度量のない人間が扱うシロモノじゃないのかもしれない。
でも、そんな庶民向けイタリア服店が一つくらいあったっていいだろう。
長いことやってきて思うけど、確かの僕の理想としてたイタリア服の底辺を広げることが出来たのだろうか?
その答えは❝NO❞であることはとうにわかっていた。
しかし、初心者の方にイタリア服の製法、伝統、魅力を2~3時間かけて説明し、納得してもらう、という僕にとっての満足度は満たされてきただろう。
売れようが、売れまいが、洋服屋に生まれた時から、僕の未来は決まっていたのかもしれない。
時代の転換期なのかもしれない今でも、僕のアイデンティティは変わらない。
今日のピックアップは、一年中着られるスーツ。
まずは、デ・ペトリロ。一年以上仕入れてないから、プライスは今ほどではない。
写真では、僕にはワンサイズ大きい44サイズを着ている。
デ・ペトリロのスーツは、大体ハーフキャンパスのもの。カッチリとした仕立て。
だが、これはアンコンジャケットにした。
正確に言うと、薄い秋冬生地。秋冬生地と言っても薄いからオールシーズンO.K.
ペラっとしてるけど、着るとカッコイイんだ。やさしいストライプ。
もう一着は、以前HPにアップしたジャンネットのパープル3ピース。
シンプルに合わせたら、色っぽいよ。